|
|
2006/1 |
|
|
新しい年、2006年がはじまりました。 皆さまにおかれましても良い1年になりますように。
さて、昨年12月にはNHK「おはよう日本」で 11月に行われたパリ展覧会の様子が放送されました。 2日間にわたり、NHK様に取材をしていただきました。 今回のコラムでは、放送だけでは伝わらなかった取材裏話を披露させていただきます。
冒頭、赤いコートでパリの街角を歩いているところ、 画面では街の様子がよくわからなかったのですが、 実は昔住んでいたところの近くのお花屋さんの前での撮影だったのです。 懐かしい街角での撮影、11月のパリはすごく寒かったです。
つづいて、アンティーク屋さんでのマダムとのやりとり。 ここは、昔出逢ったお店ではないのです。 昔のお店はもうすでに無くなっているので、 今でもどこかアンティークのメタルビーズを取り扱っているお店はないもなかと、 NHKのディレクターの方とパリ中の骨董店を探しまわったのでした。 結果、取り扱っているお店を探しあてることはできませんでした。 テレビで出たお店は、私もはじめてうかがったお店で、 その店主のマダムは「メタルビーズ」の存在を良く知っていて、 自分のところでも滅多に取り扱う機会のない戦前につくられていた 貴重な美術工芸品であることを興奮して話してくれました。 そして、私がそれを日本で復元してつくっていることを説明すると、 すごく驚かれて、私の展覧会までご来場いただくことになったのです。 会場で作品をご覧いただくと、驚きが倍増したようです。 また新しい出逢いがパリで生まれたことに、 私たちも二重のよろこびを共有したのでした。
そして、インタビューをしていただいた会場は、 パリのみならず、世界でも有数の高級ホテルとして名高い、 「プラザ・アテネ」でした。 このホテルは私たち家族の思い出がいっぱい詰まったホテルです。 エピソードは、著書にもご披露させていただいていますので、 よろしければご覧ください。
さて、このパリ展覧会も大成功のうちに終了しました。 今年3月にはこの展覧会のご報告も兼ねた展覧会を国内で行います。 場所は東京です。ご期待ください。
2006年1月 Yoshiko
|
|