Metallic Bead Bags by Yoshiko Kurahashi
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想うこと
2005/12  
パリの展覧会から帰ってまいりました。
とても楽しかったです。

30年前フランスに住んでいた時、骨董店で見つけた「メタルビーズ」。
いつかはメタルビーズの母国フランスで自分の作品を披露したいという夢が
やっと実現したことに感動を覚えました。
そしてその感動は、つぎつぎとやって来ました。
誇り高きフランス文化の真っ只中で、日本で甦った私のメタルビーズ作品が、
フランス人のお客様に大変高く評価されたのは、とてもうれしいことです。
今まで、地道に活動して作品づくりをしてきて良かったと思いました。
会期に先だち行われた前夜祭パーティーでは、
多くのフランスの著名人の皆さまがお越しくださいました。
会場の“プラザ・アテネ”のお部屋に入りきらないくらいのお客様で大賑わいでした。
サービスが行き届かなかったよで、申し訳なく思いました。

さて、会期中は新たな出逢いも生まれました。
やはり昔フランスでつくられていたことで、生き証人のお客様が現れたり・・・・・、
お客様の中には実際に、昔お祖母さん(故人)が1920年代パリ北西の近郊で工房を持っていて
メタルビーズをつくっていた・・・・、
という人が現れました。
そして、アンティークとなったメタルビーズを会場に持ってきてくださったり・・・・。
生のお話をうかがうこともでき、とっても充実した展覧会でした。
「昔の作品」と「新しい作品」の作品どうしの出逢いも感動ものでした。

裏話ですが、
それにしましても、国内の展覧会と事情は全く異なり、とっても大変でした。
作品はもちろん展示備品まで、全て税関を通関するため1点1点英文の書類をつくり、
日本・フランスを出入国するたびに税関に立ち寄り承認をもらわなけらばならないからです。
これは、もちろん入国時に税金がかからないようにする為です。
展示備品は航空貨物便で空輸したのですが、
これが人間の移動費よりも高くついたのには驚きでした。
なんと、ビジネスクラス1人分より高いとは知りませんでした。
が、ここまできたら引き返せません。
お金の話をして申し訳ありませんが、
どんなことがあってもパリまで持っていかなければ、という執念ですね。
作品は、手がちぎれるくらいの重さでしたが、自分たちの手で運びました。
長男・智太郎と若先生の潤子、そして私の3人で機内持込みです。
命の次に大切なもの。
無事パリまで運びました。

このパリでの展覧会の模様は、12月中旬、
NHK「おはよう日本」で取上げられます。
私も放送を見るのが楽しみです。

実は今回NHKの取材ディレクターの方と、今でもパリの骨董品店でも昔の「メタルビーズ」
が売られているのか、探し回ったのですが・・・・・、
結果はテレビをご覧ください。

在仏日本大使館、日EU市民交流年事務局、日本航空、JALカーゴ、JALトラベル、
プラザ・アテネ、ART SANJO、ヤマトトランスポート、関係各社の皆さま(敬称略)、
夢実現に向けご協力くださいましてありがとうございました。
日本から駆けつけてくださいましたお客さまにも感謝申し上げます。
そして今回の展覧会では、企画から運営まで長男・智太郎と若先生の潤子先生が大活躍でした。
ご苦労さまでした。

なお、パリ凱旋展覧会を2006年3月、東京で開催いたします。
また楽しみが1つ増えました。
どうぞ是非お越しくださいませ。お待ちしています。

2005年12月
Yoshiko
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