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2005/11 |
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パリ展覧会がいよいよ今月18日からはじまります。 準備段階では「ウキウキ」していたのですが、 さすがに会期が近づくにつれ、「ハラハラ・ドキドキ」に変わってきました。 すでに、10月末に展示備品の輸出手続が済み、今ごろ空を飛んでいることでしょう。 その展示備品ですが、総重量がなんと320Kgもありました。 いままで、国内輸送では重さはさほど重要な要素ではなくほとんど気にしなかったのですが、 海外輸送となると、重量が運賃に比例して高くなるので、その重さに驚きました。
フランスでの展覧会ですので、日本の文化というものも伝えたいと考えています。 ですから、パリ展覧会では日本的な雰囲気を出そうと、屏風などの大道具も運びました。 「プラザ・アテネ」という世界屈指の高級ホテルで屏風を飾るのは、 後にも先にも今回がはじめてのことではないでしょうか。 アンマッチな展示は、新鮮な空気を生み出すかもしれません。 もともと西洋で生まれ、現在日本でつくられているメタルビーズ、 西洋と日本との文化の融合、ふたつの文化の架け橋になればうれしいです。 そして、誇り高きフランスのセレブの方々がどのような評価を下すのか、 その評決の審判はもうすぐそこに迫ってきているのです。 そう思うと、やはり「ウキウキ」という自分の心臓の鼓動が聞こえてきます。 これは私の30年の集大成、必ず“トレヴィアン”の言葉を投げかけられることと確信しています。
このパリ展覧会の模様は、来月のコラム欄でお知らせします。
2005年11月 Yoshiko
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