Metallic Bead Bags by Yoshiko Kurahashi
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想うこと
2005/5  
今回もフランスの地方のお話の続きをすることにします。

前回、「リヨン」のことをお話しましたが、リヨンとパリの間にも素晴らしいところがあります。
世界にその名が轟くワインの名産地“ブルゴーニュ”地方がそれです。
ブルゴーニュはフランスワイン生産地の双璧、“ボルドー”と並び、古くから公国として栄えてきたそうです。
私はあまりお酒が強い方ではなく、ワインについてもさほど知識がないのですが、世界的に有名な「ロマネ・コンティー」の畑もこちらブルゴーニュにあります。
周囲を石垣で囲まれたこの「ロマネ・コンティー」の畑からは、1本数十万円もするワインがつくられると聞いてビックリです。
地平線が見渡せるくらい一面の葡萄畑と青い空は、景色を堪能するだけで素晴らしいものです。
その葡萄畑が延々とつづく中に、これまたみごとな「シャトーホテル」が点在しています。
この「シャトーホテル」がどれもこれまた素晴らしい。
どんな立派な近代的ホテルよりも、優雅さ、空間、そして空気の美味しさは勝てません。
なにより、『時計の針が止まっているのでは』、
と思うほどの時の過ごし方は贅沢としかいいようがありません。
今秋はパリの展覧会でフランスにまいりますが、せっかく「リヨン」まで足をのばすのでしたらこちら「ブルゴーニュ」も立ち寄るしかありません。
そして、「シャトーホテル」に泊まることにしましょう。
『食』の文化はさすがフランス。「シャトーホテル」内のレストランもまた一流。
食事をしながら生産地でいただく『ワイン』はこれまた表現ができないほど美味しいものです。
なかなか個人ではこのような贅沢なホテルを体験できることはそう多くは無いと思います。

パリからブルゴーニュまではフランスの新幹線「TGV」で2時間弱。
どこまでもつづく緑の地平線、美しい川、放牧で放された馬や牛たち。
途中の景色も楽しみながら、パリからこの近さで素晴らしい地方体験ができるなんて驚きです。
フランスの懐の深さには頭があがりません。
今回の旅行では「超」がつくほどの感激を何回も体験することになるよう計画しています。

なにか、旅行の前宣伝みたいになってしまいました(笑)が、
フランスに行くのが今か今かと待ち遠しいかぎりです。

2005年5月
Yoshiko









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