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2005/4 |
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さて、今回はヨーロッパのお話。 フランスといえば華の都「パリ」ですね。 パリは、フランスのありとあらゆるものが凝縮された街です。 もちろんパリも大好きな街ですが、フランスの良さを感じることのできる地方の田舎も捨てがたいものがあります。
日本に置き換えてみても、同じ事がいえるのではないでしょうか。 例えば、日本の首都は「東京」ですが、東京だけを見て「日本的」といえるでしょうか。 外国からいらっしゃる観光者のみなさんは、「京都」や「日光」といった伝統的な日本を感じることのできる地方や田舎に興味あるはずです。 東京は、日本であっても日本的といえるでしょうか。 同じことがフランスにもいえると思います。
フランスの地方で私が好きな街は「リヨン」です。 リヨンはフランス第2の都市でありながら、その旧市街が1998年に世界遺産に登録された美しい街です。 赤や黄色に塗られた建物の外壁、レンガの屋根は同系色に統一され、その調和はみごとです。 車の進入が規制された“トラブール”と呼ばれる路地を散歩したり、“フルヴェールの丘”に登って見る街の眺望は素晴らしいもので、大都市とは思えない落ち着いた空気が漂っています。 しかも、世界中のグルメをうならせる美食の街でもあります。 世界的権威のあるホテル・レストランのランク付けガイドブック「ミシュラン」の最高ランク「三ツ星」レストランが多いことでもそれはうなずけます。 日本ではパン屋さんとして知られている「ポール・ボキューズ」さんのレストランも、リヨンの郊外にあります。 彼のレストランは、なんと今年で40年も「三ツ星」を維持し続けているフランスを代表するレストランです。 彼は世界的人間国宝のスーパースターです。聞けば、今年で80歳、いまだ現役で精力的に働いていることは、人生の大先輩として惚れ惚れします。 歴代のフランス大統領経験者も彼のレストランを何度も訪れるほどの魅力は納得がいきます。 何を隠そう、私も彼の大ファンで、わざわざお食事をしに出かけたことがあるんですよ(笑)。
さて、ここでお知らせです。 今年秋にパリで開催される「メタルビーズお里帰り展覧会」にあわせて、フランス旅行を企画しています。 パリを訪問したあと、こちら「リヨン」にも足をのばします。せっかくフランスに行くのに、パリだけではもったいない。フランスの地方の良さも味わっていただきたく計画をしています。 パンフレットは、もう少しおまちください。担当の旅行会社よりご案内させていただきます。
2005年4月 Yoshiko
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